
建築関係のサイトには不動産物件売買以外で、建物本体価格を表記しているところは、あまりないのではないでしょうか。
エンドユーザーが一番気になるところがわからないのでは、肩すかしを食らった感をもたれるかと思います。展示場に行ったり、資料を請求したりと、一歩踏み込んでいかないとわからないのが現状のようですね。
このサイトでも建築費を表示していません。フリープラン(自由設計)ゆえ、決まった仕様もあえて設定していないためです。
とはいえ、やはり気になるのは、お値段でしょう。
建物本体価格は、おおざっぱに、単世帯、自由設計、ツーバイフォー工法、16インチモジュール(柱、根太類間隔406.4mm)、建具類は輸入建材使用、室内壁・天井ドライウォール仕上、外壁モルタル下地吹付仕上、屋根材スレート葺、小屋裏収納スペースあり、で坪単価60万円強です。
これは、あくまでも一例で、モジュールや外・内部仕上の変更などで、コストは上下します。
坪単価60万円台の建物といえばグレードは、ほぼ高い方だと思います。坪単価40〜50万円で、価格を設定することも可能ですが、エンドユーザーからすると制約を受ける部分は結構あるのではないでしょうか。
いわゆる企画型のタイプで、敷地にぴったり納まり、建物の仕様がOKならベストでしょう。
さて、坪60万円強と書きましたが、高めの値段だな、と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、坪40〜50万円代で建築請負契約をして、いざ工事段階になると、何かが含まれていなかったり、変更や追加をして終わってみれば坪60万円後半、というケースはざらにあります。スタンダードなものと、少しグレードの高いものの選択をせまられたとき、皆さんはどうしますか?。『一生に一度あるかないかの買い物で、ケチってる場合じゃない』と、考えられる方が多いのではないでしょうか。しばらくは旅行、レジャーは近場ですませて、食事のおかずは一品へらす。アフター5の誘いは、3回に2回は断る。お金のかかる趣味はほどほどにという犠牲を強いて。
それもしかたないのでしょうが、個人的には、予算は低めから設定するよりも、できる限り高めに設定することをおすすめします。
ランニングコスト(光熱費、メンテナンス費用等)を軽減するために、イニシャルコスト(初期費用)を高めにとる考え方です。
よく耳にする『少し長い目で見て多少でも最初に無理をしたほうがよかった』という後日談は、本音の話だなと思います。 ('07 May)
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